市章 |
天草地域は熊本県南西部に位置し、大小120もの島々で構成されています。その中で、天草市は藍より青い海や緑深い山々など豊かな自然に恵まれ、天草上島と天草下島および御所浦島などで構成する天草諸島の中心部に位置しています。
小さな島々を渡る天草五橋を経てたどり着く先に広がる海や山々の美しい風景、自然の恵み、独自の文化や生態系は訪れる人々に驚きと感動を与えます。天草は、まさに日本の宝島です。
天草市では、キリスト教の伝来とともに南蛮文化が華開き、天草島原の乱をへて天領として統治されていた歴史や多彩な文化的遺産があるほか、これまで先人達が守り伝えてきた祭り、風習、民俗芸能など特色ある文化があります。
なかでも、「天草の﨑津集落」は熊本県天草市河浦町に位置し、禁教期において仏教、神道、キリスト教が共存し、漁村特有の信仰形態を育んだ集落です。天草の﨑津集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として2018年、世界文化遺産への登録が決定しました。